グレイトフルファームについて
グレイトフルファームについて
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
グレイトフルファーム、代表の阿部弘です。
私は以前まで、市役所に勤めていました。働きながらも、自身が身を置く環境に疑問や矛盾を感じていました。
辞職を検討していたタイミングで、震災が発生。
「周りに左右されない自営業がしたい」と漠然とした案ではありましたが、同年に辞職を決意しました。
結婚を機に、地元である岩手で移住先を探していたところ、花巻市東和町を発見。
移住者や有機栽培農家が多いことと、美しい景観に魅力を感じ、移住先に決定しました。
今の私があるのは「カウンターカルチャー」との出会いのおかげです。
自分自身の想いと、有機小麦・実家の一関市の伝統野菜を、自らの手でつないでいきたいと思います。
1986年 | 岩手県一関市で田畑を耕作する兼業農家に生まれる |
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2005年 | 公務員として働き始める |
2011年 | 公務員を辞職する |
〜2017年 | 興味のある職を転々とする |
2017年 | 妻と花巻市東和町へ移住、その後農業法人で働き始める |
2022年 | 農業法人退社 |
2023年 | 屋号を「グレイトフルファーム」とし、経営開始 |
・「農」は人生を気持ちよく、楽しく過ごすために選んだ手段である。
・有機農業は目的ではなく、少しでも環境負担を減らすための「手段」である。
・自然資源維持等の地域貢献。
・「農」を主軸とし、楽しいことにどんどんチャレンジしていく。
H A V E F U N !!
震災後、興味のある分野の職を転々としながら同時に、「周りに左右されない自営業をしたい」と考えるようになりました。結婚を機に、地元である岩手県へ。移住者や自然・有機栽培農家が多いことや景観に魅力を感じ、花巻市東和町に移住しました。
EM(有用微生物群)技術を取り入れた農業法人に出会い、5年間勤務。
それまでは「自然農」や有機農業への漠然とした憧れがあっただけですが、実際に中山間地域で農業するにあたり、現状は農法以前に厳しいことを実感しました。
農法も大切だが、地域環境の維持(耕作放棄地や空き家が増えることによる地域環境への影響)の問題が重要だと感じるようになりました。
また生きることの根幹にあたる、「食べるものをつくる」という仕事に対する誇りや、農業のポテンシャルの高さ(農産物の販売だけに限らず、自分次第で色んな分野に行けること)も実感しました。
しかし、そこでも会社勤めだったため、自分の想いだけで仕事を進められないことや農業を会社でやることの難しさから、独立を考えるようになりました。
農業を仕事として選んだ理由は「有機農業をしたい」ということが第一なのではありません。
「自分に嘘をつかず、納得ができることを仕事として人生を送りたい」という考えの下、魅力を感じつつ、将来のビジョンが見えた農業を選びました。
そして、エコロジカルや政治的側面の部分に共感したため、有機農業を選びました。
たくさんの葛藤は続きますが、自分の中にブレずにある、「H A V E F U N」の精神で歩んでいきます。
自分の人生観を決定づけたと言っても過言ではない「カウンターカルチャー」。
そして心からのめり込んだ「音楽」。
中でも特に愛してやまないバンドのひとつが、アメリカの「グレイトフル・デッド」です。
そのバンド名と、農業に携わる上であらゆるものに感謝を込めたいという想いから、私たちの屋号を「グレイトフルファーム」と名付けました。
ロゴの中心には、岩手県の県鳥であり、家族愛の象徴とされる「キジ」のつがいを描いています。
実際に我が家のリビングから見える麦畑にも、ほぼ毎日、キジのつがいが姿を見せてくれます。
そんな仲睦まじいキジの姿が家族の象徴としてぴったりだと感じ、ロゴに取り入れることにしました。
ロゴ全体としては、動植物の命が育まれ、繋がっていくイメージを込めています。
東和町は牧歌的な丘陵地帯が多く、空も広く感じ住んでいてとても気持ちが良いです。
街の中心には、96年にグロッセリュックさんにより未来の姿を想像しながらデザインされ、循環方式で育てられた”ビオガーデン”もあり癒しの場となっており、随所でヨーロッパ風情のある景色です。
一方で、巨大磐座が鎮座する神社などもあり、古来からの日本の歴史も感じさせてくれます。
芸術や有機・自然栽培、ナーセリーも盛んで暮らしを楽しむ移住者も多く、田舎にいながらも刺激ありとても豊かな街です。